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2017財界ふくしま9月号
■いわき市長選直前情報
今回も自民分裂選挙!!
現職・清水を猛追する前職・渡辺の事実上の一騎打ち?!
勝敗のカギは「出遅れの挽回」と「風評被害の払拭」にあり…
9月10日の投票まで1カ月と迫ったいわき市長選は、現職の清水敏男と前職の渡辺敬夫、元衆議院議員の宇佐美登が立候補を表明している。自民党籍のある清水と渡辺の2人だが、前回と違って自民党いわき総支部(青木稔総支部長、以下「総支部」と略す)は自主投票ではなく現職の清水のみの推薦を決定している。一方、総支部の推薦を受けられなかった前職の渡辺は、自民系の市議会最大会派の志帥会が中心となって支持拡大を図るなど猛烈な巻き返しを展開している。前回と同じ選挙構図となったいわき市長選のいまを徹底取材した。
(文中敬称略)
■2017福島市長選
元官僚対決に、混戦を狙う桜田県議が電撃参戦か?!
沈黙を貫く桜田に、木幡支持の足並みに乱れも
11月12日告示、19日投票の福島市長選は超党派の市議有志らによる木幡浩復興庁福島復興局長への出馬要請を機に小林香市長が再選出馬を表明したことで実戦モードに突入している。また、7月末時点では正式な出馬表明こそしていないものの、自民党で4期の桜田葉子県議のほか市職員OBで鈴木智久元財務部長も出馬を模索している状況にあり、今後の選挙戦の構図を一変させるインパクトを持つ桜田の出馬に注目が集まっている。
■追跡レポート
塙町・建設業法違反問題が"玉虫色"の幕引き!?
議会は1票差で百条委員会設置を否決
東白川郡塙町で経営事項審査を受けていない業者が公共事業の入札に参加し落札していた問題は7月中旬、業者に対し県が「指示処分」、塙町が「指名停止3カ月」の処分を下したが、一方で工事中の建物は着々と完成に向けて進められている。そんな中、同町議会が百条委員会設置案を否決。町は8月8日の臨時議会で宮田町長自らの減給処分の条例案を提出し「玉虫色の幕引き」を図ろうと躍起だが、果たして曖昧なまま葬られてしまうのか?本誌は町、同議会のあり方を質すとともに一連の経緯を取材した。
■県内59市町村に「地方創生総合戦略」のアンケート調査を実施!!【後編】
県内59市町村の首長、副首長の給与を一挙掲載!!
国の人材支援制度が全く進まない"理由"とは?
地方創生総合戦略は、国からの権限移譲や規制緩和などにより、地方の創意工夫で地方を活性化させようとする施策である。そこで、本誌では福島県内59市町村が地方創生をどのように捉え、またどのように取り組んでいるかをアンケート調査によって浮き彫りにした。
■追跡レポート
請願採択から1年2カ月、郡山市「永徳橋整備」のその後
徳定地区住民と品川市政の温度差に大きな開き
郡山市田村町徳定上河原地区の永徳橋を含む安積永盛駅前線の一部を整備する請願が昨年6月の郡山市定例会で採択されてから1年2カ月が経過したが、郡山市は一貫して「整備の予定はない」との姿勢だ。そんな中、10年以上前の平成6年に「郡山市と国、県が永徳橋の早期事業化を合意していた」とする文書が寄せられた。本誌は文書の真意を取材するとともに行政、地域住民双方のいまを取材した。
■特別インタビュー/大橋信夫JA福島五連会長
GAP取得を推進し、福島のイメ―ジを払拭させる
■特別インタビュー/橋本克也須賀川市長
「選ばれるまち須賀川市」の実現を目指す
■連載/馬場幸蔵<第9回>ツーリング完結編
ユーラシア大陸横断ツーリング24000キロ91日間の記録
〜還暦ライダーのロマン旅行〜街と人に出会う旅
2016年6月中旬、郡山市在住の還暦超えライダーが、「街と人との出会い」を求め、ユーラシア大陸横断にオートバイで出発した。鳥取県境港から、オートバイと共にロシア・ウラジオストックへフェリーで渡り、ハバロフスク、バイカル湖、ウラル山脈を越えてモスクワ、サンクトペテルブルグと、ロシア10000キロを1カ月かけて横断。フィンランドに入国し、北上して白夜の北極圏へ。ヨーロッパ最北端のノールカップ岬(ノルウエー)を経由して、スカンジナビア半島を南下し、スウェーデンからフェリーでドイツへ渡る。チェコ、オーストリア、旧ユーゴのスロベニアへ。北イタリアのドロミテ、リヒテンシュタイン、スイスと、ヨーロッパアルプスの中央部を走り、モンブランの麓、フランス・シャモニー。リヨン、ボルドー、世界遺産のモンサンミッシェルを経由して、フランス北部シェルブール港から再びフェリーで海を渡ってアイルランドへ。ダブリンで大きなトラブルに遭うが、何とか解決してイギリス本土へ。ネス湖を経由し、2カ月半かけて往路の終点、スコットランド最北端ダンカンズビー・ヘッドへ到着。最後は、スコットランド・イングランドを北から南へと縦断して、最終目的地ロンドンに至る約24000キロを走破した。本誌は「24000キロ・91日間」に及んだツーリングの間、日々書き連ねた新たな出会いと発見の旅の記録を特集する。今回は、イングランドを走り、いよいよロンドンへゴール。バイクを航空便で送って、自分も南回り空路で帰国する
■連載/県内大学リレー寄稿「フクシマの未来像」
中野和典 日本大学工学部土木工学科環境生態工学研究室教授
【第25回】「ロハスの花壇」が拓く下水処理のグリーン化
福島県民が地震、津波、原発事故、そして風評被害という四重苦を克服しながら復興・再生に向かうには、県民はもちろん、産学官一体による長期かつ継続的な取り組みが欠かせない。経済・社会が高度化・グローバル化する中、地域の発展を図る上で、「知の拠点」としての大学による地域貢献に大きな期待が寄せられている。そこで弊誌では、県内の大学に蓄積された知的資源を広く地域社会に提供・還元する一助として、誌面にて本県の諸課題を論考して頂く「フクシマの未来像」を企画した。
■編集長インタビュー/
岩城光英 公益社団法人日本トライアスロン連合会長
福島県の再生をスポーツと文化で牽引していく
2年後の参院選で国政復帰を明言!
トライアスロンの愛好者として知られる岩城光英前参議が、法務大臣就任に伴って会長を退いていた日本トライアスロン連合の会長に復帰した。東京オリンピック・パラリンピック競技であるトライアスロンの普及と競技力向上が岩城会長のミッションだが、本県では野球・ソフトボールの開催が決まった。岩城会長に長い政治生活の知見を踏まえ、復興・創生期間にある本県復興の現実と課題への提言をして頂くとともに、気になる今後の政治活動への見解を聞いた。
■首長インタビュー/齋藤文英会津坂下町長
子育て支援や若者定住を推し進める
一騎打ちを制し再選した齋藤文英会津坂下町長
6月6日告示、6月11日投票で行われた会津坂下町長選は、2期目を目指す現職の齋藤文英氏と、新人で元町議会議長の齋藤善平氏との一騎打ちとなった。「継続」か「刷新」か、任期途中で辞職した前町長の町政を引き継いだ齋藤文英町長の手腕や財政健全化への姿勢が問われたが、町民は「継続」を選んだ。
■新首長に聞く/薄友喜耶麻郡西会津町長
人口減少対策に取り組み活気ある西会津を取り戻す
三つ巴の戦いを制し初当選した薄友喜耶麻郡西会津町長
7月9日投票の西会津町長選は、現職の伊藤勝氏と元副町長の薄友喜氏、元町経済振興課長の斎藤久氏との三つ巴の戦いとなった。8年前の選挙で6期の現職・山口博続氏を破った伊藤氏に対して、前回は薄氏が山口後継として一騎打ちを挑むも敗北。伊藤町政8年の評価が問われた今回、有権者は「刷新」を選択した。初当選した薄氏に抱負を聞いた。
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