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2017財界ふくしま12月号
■検証レポート
県内小規模施設のスプリンクラー設置率65パーセントの危険度!!
行政が把握出来ない?無届有料老人ホーム"の実態とは…?
平成25年4月施行の改正消防法施行令で小規模な社会福祉施設にもスプリンクラーの設置が義務付けられた。その経過措置の期限が来年3月31日に迫っている中で、いまだに設置していない施設が全国で3,289カ所にも上っている。275平方メートル以上の施設は100パーセント国の補助を受けられていたが、すべての施設にスプリンクラーを設置する基準に変更されたために、小規模事業者側に自己負担が生じたのである。また、実態が把握出来ていない無届の有料老人ホームはこの設置基準の対象とならないケースもあり、届け出や認可を受けた事業者との不公平感が浮き彫りとなっている。るとの訴えが寄せられた。この歯科医院ではセミナーに参加するたびに院長に「資格認定講座講習会費用借用願」を提出することになっており、講習会参加後は少なくとも2年間勤務しなければ、退職後もセミナー参加費用や交通費の弁済を迫られるというのである。
■2017二本松市長選
大接戦!?現職・新野に迫る前職・三保の執念
”組織頼み"の新野とドブ板選挙の三保が真っ向勝負
12月24日の任期満了に伴い11月19日告示、26日投開票で行われる二本松市長選は、再選を目指す現職・新野洋(66)と返り咲きを狙う前職・三保恵一(68)の無所属2人による一騎打ちの様相を呈している。4年の歳月を経て再び相まみえることになった両陣営のいまを取材した。
■2017相馬市長選レポート
復興の功績か多選の弊害か―。 現職立谷の5選出馬で一騎打ちへ!
新人荒川に再び最大のチャンスは訪れるのか
相馬市では恒例となったクリスマス市長選挙は、12月17日告示、12月24日投票で行われる。既に、新人の荒川五郎元市議(69)が無所属での立候補を表明しており、現職の立谷秀清市長(66)が5選目の意思を固めていれば前回同様、一騎打ちの構図となる。前回の選挙では新人の荒川が現職の立谷に275票差まで迫った。クリスマス決戦を前に選挙モードに入った相馬市長選の情勢を追った。<文中敬称略>
■追跡レポート
塙町議会が「納税拒否・支払い免除」の町議に辞職勧告!
改めて問われる議員としての資質
青砥與蔵塙町議が長年にわたり拒否してきた下水道受益者負担金を今年3月、塙町(宮田秀利町長)が不納欠損として処分していた問題で新たな動きが起きている。10月24日に開かれた臨時議会で青砥町議への辞職勧告が賛成多数で可決される一方、「青砥町議の身内が町に40万円を寄付した」との情報が寄せられた。本誌は問題発覚後のドタバタぶりを取材した。
■特別インタビュー
福島地裁が国・東電の過失責任を厳しく断罪!
「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告団 中島孝団長
10月10日、東京電力第一原発事故の福島県内外の被災者3,824人が、国、東電に原状回復や慰謝料を求めた「生業を返せ、地域を返せ!福島原発訴訟」の判決言い渡しが福島地裁で行われた。金沢秀樹裁判長は国と東電の責任を認定。原告のうち約2,900人に総額約5億円を支払うよう命じた。同裁判長は事故の責任について、国は平成14年に文部科学省地震調査研究推進本部地震調査委員会が作成した「三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価について(長期評価)」に基づき直ちにシミュレーションしていれば、平成20年4月18日に東電が試算した(平成20年試算)通り、福島第一原発敷地南側のO.P.+15.7mの津波は予見可能だったとして、「東電に安全性の確保を命じていれば、全交流電源喪失による事故は回避可能であった」と明快に断定した。(後掲の「判決骨子」参照)
ただ、一方で居住地の放射線量を事故前の水準の0.04μSv以下に戻す「原状回復請求」は却下。会津地方や宮城県(丸森町を除く)、栃木県の旧居住者の原告への慰謝料も「中間指針等による賠償額の対象区域外であり、賠償すべき損害があるとは認められない」との判断が示された。そんな中、原告団は同月23日、「判決については一定の評価をしている」とした上で、「引き続き原状回復を認めていく。また、救済について更なる救済範囲の面的な拡大、救済水準の引き上げを求め、控訴審でより高みを目指し主張していく」として正式に仙台高裁宛の控訴書類を福島地裁に提出。それに先立ち国と東電も控訴書類を提出したため、生業訴訟は新たなステージに突入した。本誌は平成25年3月の提訴から約4年半、原告団長として活動してきている中島孝氏に、福島地裁の判決内容に対する評価と控訴後の展開について聞いた。
■特別座談会
・虎谷忠義 寿司割烹魚紋代表取締役
・松本智弘 トラットリア・クッチーナ取締役
・石井利幸 郡山ビューホテル中国料理調理長
「郡山の食文化を担う」
福島県の「経済県都」として成長を続けている郡山市。多岐にわたる感性・文化が集う郡山での成功は、県内で事業を展開する人々にとって大きなステータスであり、特に、その傾向は「食文化」の世界で顕著だ。そこで本誌は、新鮮な食材、地元・郡山独自の素材を生かし、創意・工夫で斬新なメニューを提供している方々に料理人としての「おもてなしの心」や料理の原点、そして、郡山の食文化を一層、高めていくために必要なことは何かなどについて語り合って頂いた。
■連載/ドクターGOの医療徒然草
(医)健心会 えんどうクリニック 遠藤 剛
【第2回】セカンドオピニオン
■連載/県内大学リレー寄稿「フクシマの未来像」
生源寺眞一 福島大学教授・農学系教育研究組織設置準備室長
【第28回】地域社会貢献を目指す新時代の農学教育
福島県民が地震、津波、原発事故、そして風評被害という四重苦を克服しながら復興・再生に向かうには、県民はもちろん、産学官一体による長期かつ継続的な取り組みが欠かせない。経済・社会が高度化・グローバル化する中、地域の発展を図る上で、「知の拠点」としての大学による地域貢献に大きな期待が寄せられている。そこで弊誌では、県内の大学に蓄積された知的資源を広く地域社会に提供・還元する一助として、誌面にて本県の諸課題を論考して頂く「フクシマの未来像」を企画した。
■編集長インタビュー/五十嵐孝 会津UV漆グループ代表
伝統ある会津の漆器産業を、新しい技術で守る
「会津UV漆」ブランドで商品開発目指す
400年以上の歴史ある「会津塗」は伝統工芸品としての評価は高いものの、生活様式の変化や安価で手軽な製品が市場に溢れた影響を受け、長期低落傾向に歯止めが掛からずにいる。そのような中、漆塗装の(株)ユーアイヅ(五十嵐孝社長)と会津漆器製造の(株)三義漆器店(曽根佳弘社長)と仏壇仏具メーカーの(株)保志(保志康徳社長)が会津UV漆グループを発足させた。会津塗の伝統技術を生かし、特許技術のUV漆塗料で工業製品分野への進出とブランド戦略を掲げている。工業製品や海外進出も視野に入れた商品開発や営業展開の狙いを聞いた。
■特別インタビュー/仁志田昇司伊達市長
小規模多機能自治組織で共助社会の実現へ
若者と高齢者が地域に貢献する循環サイクルを
■特別インタビュー/星北斗(一社)福島県医師会副会長
いまの福島を思う若い医療人の誕生に期待したい
■特別インタビュー/長谷川敬一(一社)福島県作業療法士会長
作業療法士の認知を高め地域包括ケアの役割を果たしていく
■特別インタビュー/滝田康雄郡山商工会議所会頭
若者たちの自由な議論で郡山のグランドデザインをつくる
■首長インタビュー/星學下郷町長
町民とともに「強い下郷」「やさしい行政」を進める
一騎打ちを制し再選した星學下郷町長
任期満了に伴い9月19日告示、24日投票で行われた下郷町長選は、現職で2期目を目指す星學氏と元副町長の新人・星澄雄氏の一騎打ちとなった。前回と同じ顔ぶれによる戦いは、星學氏が1期4年の実績とその拡充を訴え、再選を果たした。星學町長に1期目を振り返って頂くとともに、2期目の抱負を聞いた。
■特集/10.22総選挙
第47回 衆議院議員総選挙結果(小選挙区)
●福島1区・金子恵美氏(無所属)
退路断ち、野党共闘の象徴区で勝利
●福島2区・根本匠氏(自民)
福島復興を使命に政策本位の政治を貫く
●福島3区・玄葉光一郎氏(無所属)
県内の現役最多となる9度目の当選!
●福島4区・菅家一郎氏(自民)
雪辱を誓い宿敵に競り勝つ
●福島5区・吉野正芳氏(自民)
現役大臣として臨んだ選挙で圧勝
●比例東北・亀岡偉民氏(自民)
福島の復興のため、政権与党の議席を守る
●比例東北・上杉謙太郎氏(自民)
3区から政権与党・自民党の代議士が誕生!
●比例東北・小熊慎司氏(希望)
臥薪嘗胆!再起を誓う
■特集/2017年福島県高等学校駅伝競走大会開催
学法石川高校が男女アベック優勝
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