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2014財界ふくしま9月号
■２０１４フクシマ知事選

沈黙を守り、佐藤知事が３選出馬へ

自民の候補に立谷相馬市長が急浮上!!

10月９日告示、26日投票の知事選は告示日まで２カ月を切った。３月の定期大会で独自候補の擁立を言明していた自民党県連は６月の政経パーティーでも候補者を発表出来ず、一方で、現職の佐藤雄平知事は後援会や支持者をはじめ、報道陣からの度重なる質問や６月県議会の代表質問にも一切、進退を明かさない。政治的な山場と目されていた６月が過ぎ、肝心の県政の未来を託すべき候補者が現れないまま、短期決戦の構図だけが確定した。



■インサイドレポート

藤沼湖"被災地"で住民分裂！

行政の対応に不信感の声続々

「3.11東日本大震災」で７人が死亡、１人がいまだ行方不明という大きな被害を出した藤沼湖下流の須賀川市滝地区で、農機具などを共同利用する機械利用組合の設立をめぐり住民同士が分裂する事態が発生している。本誌は組合設立から現在までの経緯を取材し行政の対応を質した。


■追跡レポート

「副町長辞任」と「議長失職問題」で揺れる浪江町

馬場町政に政争の影

地方自治法で定められた兼業禁止の法令に反するとして、浪江町の小黒敬三議長が町議会により議員失職処分を下された一連の問題は、県の失職処分取り消しの裁定が下って以降も、依然として混迷の様相を見せている。議会の混乱、副議長の辞職など、いま、浪江町で何が起こっているのか。騒動の経緯を取材した。



■直前レポート

石川町長選　組織力でリードの加納を瀬谷が急追！

「庁舎建設・移転」に町民の審判は？

8月26日告示、同31日投票の石川町長選は現職と新人2人の3人が立候補を予定しているが、実質的には現職・加納と新人・瀬谷の一騎打ちと見られている。本誌は選挙の最大の争点に浮上した同町長久保地区への庁舎移転、建設の是非について、その後の動きを追うとともに、投票日まで約２週間に迫った選挙戦の動きを取材した。



■２０１４インタビュー　　庄司岳洋庄司建設工業�蠡緝充萃�役社長

復旧復興のあとにも、建設業が担う役割はある

安定した経営基盤で地域を守る企業を目指す



■特別インタビュー

橋本克也須賀川市長

２人の「円谷」を顕彰し前進する須賀川を発信

「小中一貫教育」須賀川モデルを築き上げる



■特別インタビュー

田中清一郎双葉町商工会長

行政と連携し会員企業の再開に尽力する



■特別インタビュー

國井常夫福島県森林組合連合会代表理事会長

県民のための"森林再生"を訴えていく！

森林・林業界全体の補償の実現を目指す



■緊急提言

川田昌成県議会議員（ふくしま未来ネットワーク相談役・５期）

混迷する県知事選を一喝する！



■特別掲載

原子力規制行政の在り方を問う

衆議院原子力問題調査特別委員会−７号　平成26年６月５日

参考人

岡本　孝司　東京大学大学院工学系研究科教授

佐藤栄佐久　前福島県知事

桜井　勝延　南相馬市長

松浦　正浩 東京大学公共政策大学院特任准教授

「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」の提言に基づき、平成25年１月に衆議院に設置された原子力問題調査特別委員会（森英介委員長・自民党）は、原子力に関する諸問題や国家行政組織法第３条に則り独立した行政執行権を有する「原子力規制委員会」の監視などを目的としている。原子力規制委員会では、７月16日に九州電力川内原子力発電所１、２号機の安全対策が新規制基準に「適合している」とする審査書案を了承した。福島第一原発事故後、全国の原発では初めてとなる合格で、審査手続きや地元の同意などを経れば、秋にも再稼働する見通しとなっている。本誌では「第186回国会　原子力問題調査特別委員会　第７号」で原発事故地である本県から参考人として招致された佐藤栄佐久前福島県知事と桜井勝延南相馬市長らの発言を全文掲載する。



■編集長インタビュー

今泉裕連合福島会長

自らに刃を向け、労働者の政策実現に進む

連合の政治強化は論理的帰結だ

任期途中で退いた影山道幸前会長（現・東北労働金庫副理事長）の残任期間を引き継ぐ形で、６月23日に事務局長から今泉裕氏が会長が就いた。震災後の復興特需で県内景気は回復基調にあるものの、持続的かつ自立的な経済基盤の確立には至っていない。復興需要が一巡したあとに、県内経済や産業面に与える反動も懸念されるところだ。労働者の代表である連合福島の舵取りを担う今泉会長に、労働・雇用環境改善への取り組みとともに本県の復興に向けた思いを聞いた。

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