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2016財界ふくしま1月号
■２０１６年の県政界を占うー

内堀県政の立役者が自民県連を手中に！！

１人区になった参院選は最終決戦へ!!

県議会改選に伴う役員人事で、今回も幹事長ポストを巡って自民党内を二分する激しい綱引きが繰り広げられた。結果的に、杉山純一元幹事長を中心とする主流派から吉田栄光幹事長を中心とする反主流派が主導権を奪還する形になったものの、自民党は前回選から１議席減となり、目標の過半数には達していない。それでも、民主党との相乗りを公言して内堀知事を誕生させた反主流派が、2016年の県政界の台風の目になるのは間違いない。（文中敬称略）



■インサイドレポート

「合併離脱」で明らかになった東西しらかわ・鈴木組合長の�猖棆鮫�

３ＪＡ組合長は「門戸は常に開けておく」と明言

県内各地のＪＡで平成28年３月の合併・スタートに向けた動きが加速化する中、県南方部は土壇場でＪＡ東西しらかわが合併の延期を申し入れ、ＪＡすかがわ岩瀬、ＪＡしらかわ、ＪＡあぶくま石川３ＪＡでのスタートを余儀なくされた。本誌は、ＪＡ東西しらかわが合併延期を申し入れた本当の理由は何だったのか？その背景を取材した。



■特集／2015県議選

注目新人の写真とともに激戦区をたどる

●３度目の挑戦で県都の民主議席奪還果たす／大場秀樹（民主、福島市）

●激戦を勝ち抜いた自民２議席独占の立役者

　／高宮光敏（無所属、二本松市）

●玄葉代議士の地元で民主議席奪還／三瓶正栄（民主、田村市・田村郡）

●一騎打ち制し県南に自民の存在感示す／宮川政夫（自民、東白川郡）

●40歳の若さで会津再生に挑む／佐藤義憲（自民、会津若松市）

●２度目の挑戦で初当選を果たす／鳥居作弥（民主、いわき市）

●気持ちを新たに無所属で初当選／坂本竜太郎（無所属、いわき市）

内堀雅雄知事誕生後初の改選となった県議選は、11月15日投票で行われた。定数58のうち、自民が２減の26、民主が３増の15、共産、公明、社民が改選前の議席を維持。会派構成としては民主・県民連合が17と増加した一方、自民は追加公認により30人となり過半数の議席を確保した。初当選組は11人。注目された新人の写真とともに激戦区をたどる。



■連載　県内大学リレー寄稿「フクシマの未来像」鍬野信子郡山女子大学家政学部食物栄養学科教授

【第６回】「福島の食」の復興について

〜県民が前向きに取り組むべきこと〜

福島県民が地震、津波、原発事故、そして風評被害という四重苦を克服しながら復興・再生に向かうには、県民はもちろん、産学官一体による長期かつ継続的な取り組みが欠かせない。経済・社会が高度化・グローバル化する中、地域の発展を図る上で、「知の拠点」としての大学による地域貢献に大きな期待が寄せられている。そこで弊誌では、県内の大学に蓄積された知的資源を広く地域社会に提供・還元する一助として、誌面にて本県の諸課題を論考して頂く「フクシマの未来像」を企画した。



■編集長インタビュー 新城猪之吉福島県酒造組合会長

品質日本一続け、日本一のブランド価値を創造する

負の環境だからリバースイノベーションが起きる

全国新種鑑評会に始まり、世界最大規模のワイン品評会ＩＷＣ（インターナショナル・ワイン・チャレンジ）で日本酒部門の最高賞「チャンピオン・サケ」という世界一の評価を受け、11月の東北清酒鑑評会でも最優秀と優秀蔵元最多の記録に輝いた。日本一、世界一、東北一の日本酒を誇る福島県の品質は証明されたが、灘、伏見、新潟と比べると知名度やブランド力が課題だ。（聞き手／本誌編集長・板倉　崇

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730円(内税)
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